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ロンドン旅行、地下鉄バスの運賃まとめ:オイスターカード、トラベルカード活用をおすすめ

『SHERLOCK/シャーロック』ロケ地巡りを、黒キャブではなく地下鉄やバスを利用しようと思う場合、気になるのが運賃かもしれません。ロケ地巡りに行く方が年々増えているので、初心者さん向けに簡単にまとめてみます。

※ロンドン旅行初心者向けのTipsです。ロンドン在住、通い慣れている方には100%不要なネタ。

2014年1月19日から、2015年1月のどこかまでの運賃情報です。ロンドン交通局は毎年1月に運賃改定をしますので、2015年以降にこの記事を見つけた方は最新情報を公式サイトでご確認ください。

ロンドンの地下鉄はOyster/オイスターと呼ばれるICカードの利用を勧めており、紙の切符とオイスターでかなり運賃が変化します。(オイスターは日本でいうSUICAやICOCAなどのICチップ搭載切符)

↓ロンドン市内移動の必需品。Oysterと地下鉄マップ。

Londontube_oyster

ロンドン地下鉄はZoneというもので区切られていて、Zone間で料金が変わります。『SHERLOCK/シャーロック』ロケ地は大半がZone1-Zone2に位置するので、この記事はZone1-2に限定して書いています。Zone3以降は運賃が変わるので、ご注意ください。

また、オイスターにはdaily price capと呼ばれる1日の課金上限があり、何度か乗り降りを繰り返しても一定額以上は課金されません。

※ここで書いている「オイスター」とは「Oyster(Pay as you go)」を指します。つまり旅行者や一時利用のオイスターで、住民が持てるものとは異なります。

◆Zone1-2の地下鉄運賃(ピーク時間は午前4:30-午前9:29)
TFL:adult rate fares applicable from 19 January 2014 (PDF 41KB)

<片道>

  • 現金:£4.70
  • オイスター(ピーク):£2.80
  • オイスター(オフピーク):£2.20

<複数回乗った時の1日の課金上限(price cap):オイスターのみ>

  • ピーク:£8.40
  • オフピーク:£7.00

※何回乗車してもZone1-2内なら1日に↑この額までしか引き落とされない。

◆バスの運賃
TFL:Bus-adult

  • 現金:£2.40
  • オイスター:£1.45
  • 1日の課金上限(オイスター):£4.40

◆トラベルカード(バスと地下鉄の両方を含む)
TFL:adult rate fares applicable from 19 January 2014 (PDF 41KB)

  • 1日券(ピーク):£9.00
  • 1日券(オフピーク):£8.90
  • 7Day(ピーク時込):£31.40(1日当たり約£4.5)
  • Monthly(ピーク時込):£120.60

◆地下鉄の乗り越し罰金額

ロンドン地下鉄は日本のような「乗り越し精算」の概念がありません。「必要な区間分の切符を買う/オイスターにチャージしておく)」のがルールなので、Zone1-2の切符でZone3の駅に降りると罰金となります。

  • 乗り越し罰金:£80
  • 21日以内に支払うなら:£40

オイスターの残額が£2.50で、Zone1から乗ってZone3の駅に降りると£0.20足りずに罰金です。日本のように「降りた駅の改札内でチャージする」という便利なことは許されないのでご注意を。

宿をどのエリアに取るか、何日滞在するか、どこに行くか、などの要素でトラベルカードを買うか買わないかが分かれると思います。

Baker Stに行ってシャーロック・ホームズ博物館、Euston Sqに行ってノース・ガワー通りの劇中221B、Barbicanに行ってバーツ、Embankment/Waterlooでスケボーエリア&OXOタワー、Leicester Sq/Charingcrossに行ってトラファルガー・スクウェア…と移動を繰り返すと結構な回数地下鉄に乗り降りすることになります。さらにバスも使うなら、オイスターだけだとMAXで£11.40課金になるでしょうか。(両方でDaily price cap)。そうなると、1日トラベルカードにした方がお得になります(ピークでも£9.00)。

管理人のように、最低でも1週間以上滞在し、ロケ地を覗いたりWest Endの劇場に通いつめたりする場合、7Dayのトラベルカードを購入した方がバス・地下鉄乗り放題で1日当たり約£4.50しかかからず、1Dayを断続的に買うより断然お得になります。

管理人の場合は、地下鉄に潜るのが面倒くさくなって時間に余裕がある場合はさっさとバスに乗り込むので、なおさらトラベルカードが欠かせないという事情もあります(地下鉄、深いうえに乗り継ぎは移動が半端なくて面倒くさいのです…)

Bloomsburyあたりに宿を取ればWest Endまで歩いて20分程度なので地下鉄やバスを使わないこともありますが、Earl's CourtやHammersmith、BayswaterやPaddingtonなどに宿を取った場合はWest Endに出るのに地下鉄は必須。

また、冬はお勧めしませんが、ロンドンはテムズ川のボート(River Bus)も交通の足となっていて、グリニッジに向かう時にこのRiver Busを使うとロンドンブリッジの下をくぐり、テムズ川上からロンドンブリッジを撮ることが出来ます。(グリニッジ以外にももちろん行けます)

このRiver Busの運賃も、現金購入よりオイスター、Oysterよりもトラベルカードの方が割引が大きいです。(River fares)←係員がボケて割引を忘れることがあるので、もらった切符の値段は必ず確認すること。

Oysterは各駅の窓口や対応している自動券売機で購入可能。自動券売機は日本語メニューが出るのでそれほど心配いらないと思います。クレジットカードしか受け付けない自動券売機や、おつりが出ない券売機もあるのでそこは券売機上部にある電光掲示板でチェック。

Londontubemap

尚、ロンドンの公共交通機関は地下鉄Tube以外にOvergroundと呼ばれる地上路線やDLR、国鉄などいろいろあります。

エスカレーター工事をしていたり、メンテナンスで土日に地下鉄が運休したりいろいろあるので、詳細は必ず公式サイトでご確認ください。ストライキもあります。

2014年1月から2014年11月まで、Embankment駅は4基のエスカレーター工事のため、Northern LineとBakerloo Lineが止まりません。District/Circle Lineのみ停車。

Transport of London

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