[TV]ベネディクト・カンバーバッチ出演のBBC TVドラマ『Small Island/スモールアイランド』LaLa TVで2012年2月放映
銀行員で、超つまんない男で、軍服姿がものすごくかっこよくて、でもPTSDで除隊後しばらく妻の下にも帰れない超ヘタレ男をベネディクト・カンバーバッチが演じているBBCのTVドラマ『Small Island/スモールアイランド』。
Global iPlayer(グローバルと言っても日本じゃ見られません)で近日放送、日本ではLaLa TVさんで2012年の2月に放送があります。
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主演はルース・ウィルソンとナオミ・ハリス。戦争と人種差別と男と女。第一次世界大戦中～後のロンドンを舞台に、逞しく懸命に生きる2人の女性が主人公で、男性陣はパワフルな女性の前に霞みがちというか彼女たちの引き立て役になっています(笑) UK放送は2009年。
BBC:Small Island
LaLa TV：海外ドラマ
ベネディクトは、ルース・ウィルソンが演じるQueenieという女性の夫Bernard役。銀行員で刺激はいらないタイプ。亡き母の使っていた部屋を大事にしている微妙にマザコンの男。Queenieが好きで好きでたまらないのだけれど、奥手で感情表現が苦手で、好きって言えなくて、ベッドで熱烈に愛し合えなくて、口げんかの時に「ちょっとは役に立ちなさいよね！」とかなんとか言われて(記憶がめちゃくちゃ曖昧なので全然違うかもしれません)従軍志願するような、なかなか極端なキャラです(笑)
Bernardは戦争で病んで、除隊後1年くらいQueenieに連絡もせずに海辺で1人勝手に療養していたので、Queenieは彼の生死も分からず放り出された状態に。でも、彼女は空いている部屋を兵士たちの宿として貸し出し、戦後も下宿を営んで食い扶持を稼ぎ、逞しくロンドンで生きていきます。
もうBernardの事は諦めたQueenieは、宿を借りに来たジャマイカ出身の軍人Michaelと懇ろになり、彼の子供を身ごもることに…。と、そこへBernardの突然の帰宅！妻のお腹が大きい事だけでも青天の霹靂なのに、生まれてきた赤ん坊の肌は白くなく、Bernardは怒りまくるわけですが、あんたに怒る権利はないよ…と、Queenieでなくとも思うかと(苦笑)
でも、しばらく赤ん坊の世話をするうちに父性愛に目覚めたらしいBernardは、近隣から白い目で見られることを覚悟の上で、自分の子供として育てる、とQueenieにオファーを出し、おぉぉぉぉ～、Bernard！大人になったじゃないかっ！と視聴者を唸らせます(爆)
ただし、ここにはもう1人の主人公、ナオミ・ハリスが演じるHortenseが絡んできて、結局Queenieは子供の幸せを願って子供を手放すのですが・・・。
多分、あのあとQueenieとBernardは不器用ながらも歩み寄ってそれなりに幸せな人生を歩んだんじゃないかと、管理人は勝手にハッピーエンドを脳内捏造していました。
Hotenseには赤ん坊の父親Michaelも絡んできて、ちょっとドロドロ＆あんたナニサマ＆どんだけ勘違いキャラ？！と言いたくなるドラマが展開されていきます。管理人が個人的にナオミ・ハリスが苦手なので(『Frankenstein』にも彼女はエリザベス役で出ていました)、そこは割愛します。ベネディクトは子供が生まれてからしか絡まないので、興味のある方はUK版DVDか、LaLa TVさんでの放送でご覧ください。
左からナオミ・ハリス、アシュリー・ウォルターズ、ルース・ウィルソン。このスチールが物語を割と分かりやすく物語ってるかもｗ
まぁしかし、Queenieを演じているルース・ウィルソン、男前だなぁと思っていたら、なんと今夏ジュード・ロウと舞台「Anna Christine」で主人公を演じていました。この舞台もめっちゃ男前でカッコイイの一言。そしてCSの番組表をちらりと見たら、『ジョン・ルーサー』にも出演しているのを発見(いまごろ気づくな)。
ちょうどAXNミステリーで『ジョン・ルーサー』をやっているものの、途中から観ても分からないので11/26のS1一挙放送と続いて始まるS2をせっせと予約しました。あひる口と目力がすごい女優さん。今後の活躍が楽しみです。
『War Horse/戦火の馬』では陸軍なので茶色の軍服ですが、『Small Island』ではたしか空軍なのでブルーグレーの軍服。茶色よりこっちの方が個人的には好みかも(笑)
泣いている赤ん坊に気づいて、どうあやせばいいのか、抱き上げていいのかオロオロする姿がとっても自然すぎてBenny～、と笑えて来ますよｖ
