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[共演者]ヨアン・グリフィズ/Ioan Gruffudd フィルモグラフィー

昨日(2/22)は『アメイジング・グレイス』の一般試写会が開催され、一足先にじぃぃんとされた方も少なからずいらっしゃるようです。

ということで、『Amazing Grace/アメイジング・グレイス』で主人公ウィリアム・ウィルバーフォースを演じるヨアン・グリフィズのご紹介。

ヨアン・グリフィズ。Ioan Gruffuddと書くこのスペルを見て、どーやって<よあんぐりふぃず>と読むんだよ、と思うのも当然。UK俳優と一括りにはしますが、彼はウェールズの出身です。1973年10月3日、南ウェールズのLlwydcoedで生まれ、首都カーディフで育ちました。Bennyより3年上ですね。

ウェールズ語は現代でも残っている数少ないケルト語の1つで、ゲルマン語の英語とはぜんっぜん違い…。ウェールズに行くと今では英語とウェールズ語の両方で公共物の表示があるそうですが、この綴りでグリフィズとは逆立ちしても読めませんでした。

首都カーディフはそのうち行ってみたくて仕方がない場所です。なぜって、カーディフにはスタジオがあるのでBBCドラマがよく撮影されているのです(やっぱりそこか)。「Doctor Who」「Torchwood」「Merlin」そしてもちろん「Sherlock」も。カーディフの映画館でMerlinの主従コンビを見かけたファンもいたくらいですので、撮影中はどこかでキャストを見かける確率も高くなるんでしょうね。

なんてミーハーな動機がなくても、ウェールズには一度訪れてみたいものだと。ロンドンからは特急電車で約2時間の距離。毎回、行くぞ!と思いながらロンドン市内でぐだぐだしてしまうので、次の次こそは足を運びたいですね。次の渡英は「Frankenstein」一色に染まるので足を延ばす暇はなし(^_^;

ヨアンの映画デビュー作は、日本では公開はあったもののDVD化はされていない作品『Wilde/オスカー・ワイルド』。

▼UK版DVD(PCで再生可能。TVで観るにはPAL対応のDVDプレイヤーが必要)

スティーブン・フライが主人公オスカー・ワイルドを演じ、彼が最終的に投獄される原因となる美青年ボシーことアルフレッド・ダグラス卿をジュード・ロウが演じています(この若かりしジュードの美しいことったら!)ヨアンは、オスカーの初期の恋人John Grayです。

そして、ヨアンの名前を全英に広めたのがテレビシリーズ『Hornblower/ホーンブロワー 海の勇者』。日本でもNHK-BSで放送されていましたが、BSだったので残念ながら知名度はそれほど高くないのが実情のようで。

でもこの『ホーン・ブロワー』シリーズはめちゃくちゃ面白いので、特に海軍ものがお好きな方には自信を持ってお勧めします。18世紀後半の英国海軍。フランスとまだ戦ってる時代の、海の男の物語。

ちょうど、映画『Amazing Grace/アメイジング・グレイス』と時代的に重なるので、『ホーンブロワー』がお好きなヨアンファンの方は『アメイジング・グレイス』で同じようなコスチュームのヨアンを見て楽しんでいらっしゃいました。奴隷船を人々に見せるシーンで、ホーンブロワーが乗っていた船を出してくれ!くらいの勢いでした。

18世紀の英国海軍なら『ホーン・ブロワー』、英国陸軍なら『Sherpe/炎の英雄シャープ』。UK軍ドラマ好きには絶対に外せない双璧!

参考までに、『The Lord of the Rings/ロード・オブ・ザ・リング』のボロミアとして日本でも一時認知度が上がったのに、最近はあんまり名前が上がらなくなったショーン・ビーンが『Sherpe/炎の英雄シャープ』で、美形でガラが悪くて女に弱くて仲間思いで腕がいい(のになぜかいつも助けられるw)、シャープ隊長を演じています。

『ホーン・ブロワー』も『Sherpe/炎の英雄シャープ』も、とっても中毒性が高い名ドラマシリーズですので、興味をもたれた方は是非レンタルされてみてください。どっぷりハマって抜け出せなくなったとの苦情は聞けませんが(笑)

日本の映画史上でヨアンが知られるようになったのは、『キング・アーサー』辺りからでしょうか。

『キング・アーサー』では双剣の使い主、ランスロットを演じていました。アーサーを演じたクライヴ・オーウェンが地味だったのが悪いのか、従来のアーサー王伝説カラーがなかったからなのか、キーラ・ナイトレイをグウィネヴィアに据え、後に『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドの敵を演じるデンマーク人俳優マッツ・ミケルセン、その他レイ・スティーブンソン、レイ・ウィンストンなどUK俳優がいながら日本での人気はいまいちだった気配。

でもこれ、アントワン・フークア監督にジェリー・ブラッカイマー製作だったんですけどねぇ…。あ、フークア監督はリアリズムにこだわるから地味になるか(^_^; alexは<むさ苦しい>と<男くさい>のギリギリのラインにいるクライヴ・オーウェンを大のお気に入りの1人としていますので、個人的にはかなり好きな作品です。いいんです。クライヴは地味に見えても大人の色気たっぷりですからっ!髭濃すぎて、濃いのが苦手な方も見受けますけどね。そこは好みの問題なので仕方ないと思ってます(笑)

そして、ヨアン・グリフィズってどんな人?と聞かれた時、アメコミ映画を見ている人になら通用するのがこの紹介の仕方でしょう。「ファンタスティック・フォーでゴムゴム人間になってる、顔の濃い~~人」。

ぴったぴたのボディースーツがあまりにも身体にフィットしすぎて、下半身に注目が集まった逸話もありますね(笑) この『ファンタスティック・フォー』でヒューマントーチとなっていたクリス・エヴァンズは、今年の新作『Captain America:The First Avenger』で主役を張ってます。

その他、ヨアンの出演作は日本で公開されたところでは、ダルメシアンに囲まれる『101』『102』、クリスティーナ・リッチーと共演のサスペンスホラー『ギャザリング』、『W./ブッシュ』など。日本未公開/未発売な作品では『Man And Boy』『Very Annie Mary』『The Secret Of Moonacre』など。

▼UK版DVD(PCで再生可能。TVで観るにはPAL対応のDVDプレイヤーが必要)

[Amazon.co.uk]Man & Boy

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最近はあまり大きな作品で名前を聞かないので…と思ったら、「Sanctum/サンクタム」に出てました。

以上、ヨアン・グリフィズの紹介でした。

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