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[tFE]ベネディクト・カンバーバッチ主演『The Fifth Estate』インタビュークリップw/日本語字幕:WOWOW W流

WOWOWのW流に、ベネディクト・カンバーバッチがジュリアン・アサンジを演じた映画『The Fifth Estate』のインタビュークリップがupされています。

W流:ベネディクト・カンバーバッチ主演『The Fifth Estate(原題)』のインタビュー映像!(2013/10/25)(3分55秒)

まだ配給のディズニーから公式発表は出ていませんが、やはり『The Fifth Estate』の日本公開は中止、DVD発売は未定…の流れが濃いようです。

管理人は先日NYへ行く機会があったので運よく映画館で鑑賞できたのですが、ベースとなっている書籍2冊をうまく映像化した感じで、特にウィキリークスやアサンジを非難するでもなく、英雄化するでもなく、米国を落すでもなく…といった印象でした(英語音声のみの鑑賞なので少々理解し損ねている部分がありますが)

↓こちらが映画の下敷きとなった書籍2冊。

具体的には、アサンジの右腕→ウィキリークス脱退となったダニエル・ドムシャイトーベルクの視点からのアサンジといいますか…。カリスマ性に魅入られ、彼が説く「匿名ならば真実は語られる。人は真実を知る権利がある」とのポリシーに深く賛同し、何もかもを投げ打ってウィキリークスに、というよりはアサンジに傾倒していくダニエルと、ウィキリークスが公開したいくつかの有名な機密事項の公開前後の様子。新しく手に入れた米軍の大スクープ公開にあたって、公表しようとしている「真実」の持つ力と影響が大きすぎると分かった時、その公開が関係者の生命まで脅かすことになると分かった時、それを巡ってアサンジとの間に発生した深刻な対立。盲目的追従から一歩退いたダニエルが見たアサンジの「真実」などなど、特にウィキリークスやその手の組織・活動に強い思い入れや知識・経験のない人間からすると、淡々と描かれていたと思います。

スリルに満ちた謎の団体の内幕!というよりは、アサンジに魅入られてしまった人間による(届かない)ラブレターと揶揄されるのも否定できないような、人間ドラマなお話でした。

紆余曲折の末、日本公開またはDVDリリースまで漕ぎつけることを願います。

イギリスではすでに来年2月にDVD/BDの発売が決定、英アマゾンでも予約受付中。

↓公式予告編(英語)

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