ジョン・フィネモア脚本、ベネディクト・カンバーバッチ、ロジャー・アラム等が6年にわたり4シリーズ25話に出演したラジオドラマ『Cabin Pressure』シリーズが、26話目「Zarich」をもって終了することが発表されました。
Forget What Did：Prepare for final descent.
…Well, I say news; but the hints I've been dropping have been pretty broad. Anyway, this is it officially: I am currently writing the next - and final - episode of Cabin Pressure. It will be a forty-five minute special, and it will be recorded early in the new year.
英アルファベットAから始まり、各アルファベットを冠した世界中の都市へ飛行してきたMJN Air。ベネディクト・カンバーバッチが演じる操縦士マーティン・クリフが、ロジャー・アラム演じる副操縦士ダグラス、ステファニー・コール演じるMJN Airのオーナー兼搭乗員のカロリン、ジョン・フィネモア演じるカロリンの息子兼搭乗員アーサーと共に、様々なゲストを乗せて繰り広げられた捧腹絶倒の旅が、スイスのチューリッヒへの飛行で遂に終わります。
上記、ジョン・フィネモアの記事にはFAQが載せられていて、なぜ終わるのか、続けないのか、キャストが出られなくなったから止めるのかなどなど、多く寄せられるであろう代表的な質問に丁寧に回答されています。
シリーズものをつくっている場合、いつどこでどのような形で幕を下ろすかを考えるのはクリエイターとして必要であり避けて通れないことかもしれません。英アルファベット26文字分の26都市を回って、Yのクリフハンガー終わりをZで回収。通常30分番組ですが、最後はスペシャルで45分番組に。
収録は、2014年の年明けできるだけ早い時期の予定とのこと。『Cabin Pressure』は一般視聴者を数百人招いての公開録音なので、最終話「Zarich」のチケットはプレミアものになりそうな予感…(※公開録音への参加は無料。希望者が多い場合は抽選)
肝心の台本を舞台裏に置き忘れてきて慌てて取りに戻るベネディクトやら、着込んでいた服を収録が進むにつれて脱いでいくベネディクトやら(ズボンのファスナーが壊れていてそれを気にする姿やら)、舌がもつれてセリフを噛み、やり直しとなるベネディクト他出演者やら…を観ることができるのは次が正真正銘の最後ということになりそうです。(←シリーズ3公開録音に参加した管理人が実際に目撃した姿)
シリーズが終わるのは淋しいものの、きっとそれぞれの新たな旅立ちが用意されていると思うので、最終話の放送をひたすら楽しみに待ちたいです。