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[本]ベネディクト・カンバーバッチの非公式バイオ本、「ベネディクト・カンバーバッチ 覚醒」のタイトルで2013.08.22に和訳本発売!

ベネディクト・カンバーバッチの非公式バイオ本、「Benedict Cumberbatch, an Actor in Transition: An Unauthorised Performance Biography 」の和訳本が、「ベネディクト・カンバーバッチ 覚醒 」というタイトルで2013.08.22にビジネス社より発売となります!

管理人Alex、エンドノーツの確認のみやらせていただいた関係で、初稿に目を通しました。※翻訳やタイトル決定など本文には一切ノータッチです。エンドノーツのみ。

バイオグラフィー本とくくっていますが、タブロイド紙が主に飛びつくようなゴシップやプライベート情報ではなく、ベネディクト・カンバーバッチの出演作、演技面、作品への取り組み方などをテーマとしてリサーチした内容になっています。

特に興味深いかもしれないのは、TVや映画と違って実際に観ることが難しく、また現在ほど注目を浴びていなかったために、本来の舞台好きの方しか目にしていないであろう、『SHERLOCK/シャーロック』以前の舞台キャリアについてリサーチしている部分でしょうか。

『犀』、『The Arsonists』、『The City』、『ヘッダ・ガブラー』など、2005年-2007年の舞台作品についてのリサーチは人によっては読みごたえがあるかもしれないです。ベネディクトは、特に最近ファンになった方からは『SHERLOCK/シャーロック』でポッと出てきたように捉えられているかもしれませんが、元々昔から舞台で実力派として演技を認められていた俳優です(ヘッダ・ガブラーではオリビエ賞ノミネート)。当時の出演作品のQ&Aや批評家たちによる評価など、かなり網羅されているように感じました。

もちろん、『After the Dance』、『Frankenstein』(どちらもロンドンのNational Theatre Archiveで現在視聴可能)についても、スタッフの動きからリハーサル・スケジュールの一部など、通常のメディア記事だけでは出てこない舞台裏の様子が資料に基づいて書かれていて、個人的に興味深いものが多かったです。

TV・映画に関しては『Hawking』のようにブレイク以前に評価の高かった作品から、初主演映画の『Wreckers』、それに続く『Third Star/僕が星になるまえに』、そして彼にとって転換期となった作品といえるであろう『SHERLOCK/シャーロック』、『Star Trek Into Darkness/スター・トレック イントゥ・ダークネス』まで、一通り取り上げられています。

初稿の段階で300ページ近いボリュームがあり、内容も濃かったので読み切るのに予想以上に時間と体力を使いました(^_^;

海外情報をくまなくチェックしていらっしゃる方には今更な内容もあるかもしれませんが、ブレイク前の舞台作品の詳細なども知りたい方には有用かと思います。

書影は、解禁になり次第このブログとツイッターでお知らせします。

【お断り】
管理人Alexは、エンドノーツ確認のみの担当で翻訳自体は行っていません。また、タイトルの決定にも一切関与していません。あの表現はどうだ、これはどうだとモノ申したいと思われる方は、出版社へ直接お問い合わせください。

原書はこちらです↓

和訳↓

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