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マーティン・フリーマンの特集本も出して欲しい!

先週(2013.04.10)発売になった「シャーロック&ベネディクト  FLIX special 」を見ると、マーティン・フリーマンの特集本も出してくれないだろうか、と思うのが2人とものファン心理。

こんな企画が先週末より立ち上がっています。

週が明けて少し進展。長くなるので続きにいれます。ご興味のある方はどうぞ。

企画が通るためには、“ベネディクト特集でこれだけの数字が出たから”、マーティン特集も売れると予測できる。と持っていくのが出版社を納得させる一番手っ取り早い方法かもしれません。あるいは、『The Hobbit:An Unexpected Journey/ホビット:思いがけない冒険』の日本版DVD/BDが出たばかりなので、こちらの数字が強いかもしれませんね。需要があることを証明できないと、根拠なくOKとはならないのが現実。

出版社が企業として利益を出さなければいけない以上、「利益を生む」と判断できなければGoサインは出ないでしょう。

「シャーロック&ベネディクト FLIX Special」にはかなりの数の写真が載っていますが、あれを見た友人が開口一番「写真の使用料だけでものすごくかかりそう」と言いました。プロのカメラマンが撮った写真には当然使用料がかかります。著作権を持つのが、作品を作っているところなのか、配給なのか、カメラマンを雇った媒体なのか、カメラマン本人なのかはその時々。

ベネディクトが12月来日した時の写真は海外ファンの間でも好評でしたが、某媒体では、あのハイクオリティな写真を撮るために与えられた時間は「1分」だったそうです。たった1分であの素晴らしい写真が撮れるなんてさすがプロ、と写真ド素人の管理人は感嘆。腕のいいカメラマンは、当然ギャラもそれなりに発生するのでしょうね…

翻訳にも当然翻訳料が発生します。素人の翻訳とプロの翻訳は天と地の差。ブログに趣味レベルでupするものは無料でも、仕事としてならば能力と技術に対する対価が払われて当然。熟練度やジャンルによって異なりますが、翻訳には1wordで○十円などの相場があります。目いっぱい話すベネディクトのインタビューを日本語化するために、翻訳者の技能をフル活用するわけです。

写真満載、インタビュー和訳が目いっぱい収録された書籍を作るには、写真と翻訳、記事作成だけでそれなりにコストが発生し、そこに印刷代やら人件費やらが乗り…となれば、原価回収した上で利益を確保できる目途がなければ出版社にはマーティン特集を出すメリットはなくなります。今のご時世、赤字と分かっていて出版するところがなくても不思議ありません。

カネカネカネ?と言われそうですが、プロはタダでは仕事をしません。プロだからこそ、その技能に適正な対価を求める。これは、雑誌や漫画、小説にも、ドラマや映画を創る現場にも必ず言えること。有名な漫画家さんが「最近は『Youtubeで見ました』というファンレターが多い。これではモチベーションを維持できない」とその方のブログで取り上げてらしたのを見たこともあります。

素晴らしい作品を送り出すクリエイター達に、正当な対価を払うことが彼・彼女達へファンが示せる感謝と尊敬、最大の応援だと管理人は思っています。

まだまだ、この企画がどうなるのか全く先は見えませんが、なんとか実現に漕ぎつけられることを切実に願います!

【追記】
※管理人は出版社の中の人ではありません。上記は中の人の提言ではなく、一般的なものです。アグレッシブに攻めていく企業やジャンルもありますが、不景気が叫ばれるこのご時世、必ずしもそうではない。もしくは、管理人が勤めてきた企業がこんな後ろ向きな姿勢しかなかっただけかもしれません…(遠い目)

出版社に「出してくれないんですか~」と言うのは簡単。でも、それを実現させるのは、Web上にあふれかえっているスキャンで満足するのではなく、実際に手に取って購入するファンの力だと思います。「出せば売れるでしょ?」と言い切れるほどに、まだマーティン・フリーマンの知名度は日本では高くないのが現実です…

どこかの映画雑誌がマーティン・フリーマンを単独表紙にした雑誌を発行してくだされば、多分ベネディクト特集の数字を持ちだすことなく、彼の人気を説明できると思うのですが、今のところ、彼単体で表紙を飾った雑誌がない!

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