ウラン235が、ウラン238が、核爆弾が…と予想通り物理用語が飛び交うラジオドラマ『Copenhagen』が2013.01.13に放送されました。
BBC Radio 3:Copenhagen
BBC Radio 3は世界中で聴けますので、日本からも地域制限なく視聴可能。この記事を書いている時点で残り5日間。
TV映画ではU235はユーツーサーティーファイブでしたが、このラジオドラマ版ではユーツースリーファイブになっていました。
ベネディクト・カンバーバッチだな。としか感想が出ない…ですが、彼なりのハイゼンベルクも面白かったです。
話がガーッと進んで、「いや、もう一度戻ろう。ハイゼンベルクがコペンハーゲンの我が家に来たあの瞬間に」と戻り、ボーアとハイゼンベルクは何を話してどう決裂したのかをやり直すので、ストーリーを知らないと混乱するかもしれません。
しかし、ベネディクトが演じるとほんとに生意気なぼーやですね(笑) 世間知らずだけど自己評価は抜群に高くて、高名な科学者にも平気で「それ違う」とか言ってのけるハイゼンベルク。
グレタ・スカッキの演じるマルグレーテがこれまたCold Blood。ハイゼンベルクへのイラつきが見事です。でも、苛ついてもおかしくないと思います。ボーアはなぜにこんな坊主に寛大に接することができたんでしょうか。
個人的には、非常に「イラッ」とさせられるハイゼンベルクでした(爆) 2回くらい聴いたところであまりにもイラついて、もういいと止めてしまいました(笑) 可愛げがなさすぎる…(違)
ベネディクト・カンバーバッチが『Copenhagen』で何をどう演じていたのか、聴いた後で原作を読み返すとかなり分かりやすくなると思います。原作でもマルグレーテはハイゼンベルクに手厳しいですw
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