年末(2011.12.28)公開予定だった、スティーブン・スピルバーグ監督作映画『War Horse/戦火の馬』の全米公開日が、クリスマス(2011.12.25)に前倒しになりました。
Deadline：Steven Spielberg Moves ‘War Horse’ Release Amid DreamWorks Denying Money Troubles
DreamWorks and Disney have just moved Steven Spielberg’s War Horse off December 28th and onto December 25th.
日本公開日には大して影響ないと思います(笑)
スピルバーグ監督のモーション・キャプチャー・アニメーションで、『SHERLOCK/シャーロック』の制作脚本スティーヴン・モファットが脚本を書いた『Adventures Of Tintin/タンタンの冒険』も合わせて12.23から12.21に公開が早まりました。
記事によると、この2作はどちらもtought sell(受け入れられるのが難しいの意味でいいのかな？)作品と位置付けられているようです。
『War Horse/戦火の馬』も、舞台はほんとのほんっとに素晴らしくて、ロンドン(NY)に行ったら観ておくべし！くらいの作品だと思いますけれど、映画…(^_^; ベネディクトが出てなかったら観ないだろうなぁ…(こら)
記事を読む限りではなにやら微妙にきな臭いですね。DreamWorksは新しい脚本は買わず、今持っているものだけを制作するとか。タンタンに関しては…あれはピーター・ジャクソン監督が3部作で考えているようですが、この様子だとDreamWorksは手を引くと？
やっぱりタンタンって北米ではあんまり馴染みがないのですね。(個人的には、日本でも難しいと思ってますが) 元々はフランス(ベルギー)産で、星の王子様が好きな人なら好きな系統かも…な空気がむんむん。タンタンもスノーイーもかわいいけど。
しかもVFX好きの(失礼)ピーター・ジャクソン監督(スピ監督もだな)が、モーション・ピクチャーにしたもんだから、妙な＜にゅるにゅる感＞がある映像になっちゃって、さらにそれが3D。うーん、PJ監督、LotRでゴラムに成功したのはいいのですが(次の『The Hobbit/ホビットの冒険』でもMP大活躍)、アニメに持ってくるのはどうかと思いますよ。攻殻機動隊くらい、2Dでも十二分に立体感バリバリのアニメを3D化するならともかく(劇場で見損ねてめちゃくちゃ悔しい管理人)、タンタンに奥行き持たせても、ねぇ…。
『War Horse/戦火の馬』は、『The Empire of the Sun/太陽の帝国』と『My Friend Flicka/緑園の名馬』を合わせたようなもの、と記事では言われています。
なはは…後者は未見ですが、前者はクリスチャン・ベールが「12歳でこんな瞳が出来るなんて…」と管理人を絶句させた、スピルバーグ監督の隠れ名作。アカデミー賞にノミネートされるも、1部門も取れない残念な結果に終わった作品。(この作品のクリスチャン・ベールは文句なしに恐ろしい子役でした。子役からちゃんと大人の俳優になれた代表格ｗ)
ということで、脱線を繰り返しましたが、まとめると、『War Horse/戦火の馬』も『タンタンの冒険』も、北米じゃ売れなくってDreamWorksのお荷物になるんだろうね、とケチョンケチョンにされているという記事の紹介でした。
はて、『War Horse/戦火の馬』のプロモにBennyは出てくるのか？『Parade's End』撮影が忙しくて出てこなさそう…